偽エアバッグ販売容疑で4人逮捕
今月最初のブログになります
2023年になってもう2月
先月1月の末に職業柄衝撃的なニュースが飛び込んできた
偽エアバッグ販売容疑で4人逮捕 全国初、危険な粗悪品か!
東南アジア系の外国人の男性4人が摘発されたこの事件
インターネットオークションなどで約1000個を販売したと報道されている
しかも海外より部品を取り寄せ自分たちで組み立てて販売していたとのこと
いけないことではあるがこの人たちはエライ優秀な人らだなぁとも感じた
今や自動車はほとんどの部品が電子制御されており、我々が修理などをさせてもらう際、サイドミラーやバンパー(ソナーセンサーなどついているタイプ)やヘッドライトを外してもコンピュータ異常を検知する
エアバックなどももちろん配線を繋ぎコンピュータで認識させる作業がある、偽物を作ってそのコンピュータ診断をパスできるようにまた純正の衝撃感知センサーにも連携できるように作成していたのだろうか?
1000個も販売しているということは我々同業の鈑金塗装業者も購入していると思う
こうなると購入して取付してみたという人にも話を聞いてみたい
しかしこのようなところへ目を付け今回捕まってしまったグループが事業をしてしまうのも一つにはこれだけ普及しているのにもかかわらずエアバックの部品代が相変わらず高価すぎるところも原因の一つとしてあるように感じる、しかも昨今はまた値上げの傾向にある
エアバックが開いてしまった場合はエアバックだけを交換すればよいわけではなく、車種によっても差はあるが、シートベルト、ダッシュパネル、衝撃センサーなどセットで交換せねばならず部品代だけでも安価なものでも15万~高級車や外車など40万~する
また我々自動車修理業者は基本エアバックは中古での購入をすることもできず中古品を使用しての修理はダメとされている
(一個人が自分の車の為に個人的にオークションなどから購入するのを防ぐことはできないだろうが、、)
他の電装部品や外板部品などはもちろんリサイクルパーツと呼ばれる中古品、部品によってはメーカーが作成していない社外部品などは使用してもよいがエアバックに関しては万一の場合命に係わる部品でもあることからリサイクルパーツでの使用はダメとされている現状がある
現に、解体業者さんや自動車リサイクルパーツ業者さんもエアバックは販売禁止されているらしく我々が頼んでも売ってはくれない
事故や経年劣化などで廃車となり解体屋さんに入ってきた車両も、エアバックが開いていなければメーカーが回収、もしくは解体時に破裂させることが義務付けされていると聞く
結果として我々自動車修理業者はエアバックなどが開いてしまった場合には新品部品を使わざるを得ない
しかし我々ももし中古のエアバックなどを取付し、また同じ車両が事故を起こしエアバックが開いていればこんな大怪我や命を失わなくて済んだかも?なんて事例を想像すると怖くて使えたもんじゃない、そしてエアバックだけはちゃんと作動するかのチェックはできない。
これは結果として廃車率を上げている一つの要因とも感じる
例えば3.4年乗った軽自動車で事故を起こしフレーム損傷など前回りの修理をして50万円したとする、それで仕上がるなら直す方が多いかもしれないがそこからエアバック代としてプラス20万かかりますって言ったら大方のお客様が乗り換える希望をする
簡単な事例を挙げたがおそらく私と同業者さんならうなずいてくれるであろう現状です
(エアバックが開いちゃっているから値段が合わず廃車だよ~全然SDGsじゃねぇーよ)
なんてよく聞く話である。
今回のこの犯罪、このような現状にターゲットを絞った犯罪ともいえると思う
これだけ普及しているエアバック、メーカーが責任をもって回収し、しっかりとチェック体制を整え信頼できるリサイクルパーツとしてこのような部品も販売できるような仕組みを作れないものだろうか?
そしてメーカーお墨付きの新品よりも安パーツが出回ればこのような犯罪もなくなるのではないだろうか?
と甲府の鈑金屋のおっちゃんは感じてます
最後に
本日2月1日は弊社トータルカーサービスKaZuの個人開業日
2002年に開業させてもらいましたので本日21歳の誕生日を迎えました
本当にたくさんに皆様に支えていただきこの日を迎えております
心の底からありがとうございます
今後もトータルカーサービスKaZuスタッフ共々どうぞよろしくお願い申し上げます
今日も一日に感謝
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