なぜに俺はレヴォーグを所有しているのか?

2020/04/10 社長のぼやき

前回のブログ スバルインプレッサ アイサイト エイミング調整 の続きになります。


なぜに俺はレヴォーグを所有しているのか? です。


(皆さんにゃどうでもいいですよね、はい、ボヤキブログです、すんませんね(笑))


フロントガラスにひびが入り交換をする場合どんな作業が付帯作業としてついて回るかを説明しました。

私自身この様な安全運転システムが多く普及し始めた5.6年前にこれからこのような機能を自身勉強しなくては先進自動車の修理などはできない、と感じさせられたことがありました。


まだ先進電子制御装置に法整備などかかるなんて想像もできなかった頃の話です。

同じ業界で常に時代の最先端を走り、第一線で活躍されている同業者のIさんという先輩がおります。


Iさんは業界では全国的な有名人ですのでイニシャルを聞いただけで、ああ、Iさんね、なんて方も私のブログ読んでくれている人達には多いと思います。

そのIさんの1600万円~級の(はっきり教えてくれないけど多分それ位はするはず)のメルセデスベンツに乗って近畿の方に出かける用事がありました。


そのベンツは当時最新鋭の先進電子制御装置の装着車であり、帰りに運転もさせてもらった私は衝撃を受けました。

俺:すごいっすねぇ、これじゃ安心して乗れるし余程のことがない限りまず事故らないですね、しかもドライバーの運転する楽しみを奪っていない

(とステアリングを握りながらめっちゃ興奮する私に対しそのIさんは冷静に)

Iさん:人間が作っているものだから絶対はない、例えば停車状態に寄ってこられたら避けようがないし天災も避けられないし故障もある。事故はゼロには絶対ならない。

俺:でもこんな装備が標準化してくれば間違いなくデカイ事故は少なくなっていきますね。

Iさん:大切なのはこういった車がいざ壊れた時にしっかりと直せる知識と技術を俺たちは身につけなきゃダメ、その為には自分が乗って最新鋭の技術を本気で学ぶ必要がある。自分で乗らなきゃ絶対わかんねぇよ。

俺:確かにそうですね、こういう機能があるのは知っていたけど乗ってみてわかることは確かにありますね、クルーズコントロール一つとっても国産のレベルとは大違いですね。

Iさん:そうだよ、だから買ったんだ、自分が乗らなきゃ先進自動車はちゃんと治っているかどうかの判断すらできない、先進技術を理解していない修理屋に誰が先進自動車の修理を出す?買わないならせめてレンタカーに乗ってでも学ぶべきだよ。

(確かにそうだ、聞いてみるのと乗ってみるのでは大違い、こういった機能の車がどんどん増えてきて、俺自身その機能を理解していなければ誰が修理させてくれっこない、と思いながらベンツの機能にもIさんの言葉にも衝撃を受けていた私に対しIさんは)

Iさん:だからカズさんも買えよ!俺ポルシェの自動ブレーキとか乗ってみたいから新しいカイエンでいいじゃん、買って俺にも乗らせて(笑)

(ポルシェ~?カイエンでいいじゃん?え~??買えねぇ~よ!こんな屋敷が一軒走っているような車(笑))

俺:無理っす!積極的に無理っす!

Iさん:いいから、大丈夫だから、すぐ買いに行こう、電話してやるから、、(笑)

(電話ぁ~??どこに~? この時のIさんの大丈夫には何の根拠もないのです(笑))

 

そんな雑談をしながら帰ってきました。


しかしこの時のIさんのおかげで私自身今まで以上に加速した考えで先進自動車を学ばなければダメだ、と強く感じたのは確かです。


確かに自分が乗らなければわからない、レンタカーでもいいけど自分自身の車で春夏秋冬乗ってみなければ絶対わからない、と感じた俺は
休みの日にいろいろなメーカーの先進自動車を買うふりして試乗に行きました。


トヨタ、レクサスから日産、ホンダも乗りました、BMW、もちろんベンツの試乗も行きました。


しかしベンツはIさんの乗っているような家が買えるようなベンツではなく自分が精いっぱい背伸びして何とかローンが組めそうなグレードのベンツだとIさんのベンツとは全然機能的に違うんです!はっきり言って別もんです。

 

正直言わせてもらうと同じメーカーの機能とは思えないほどその精度に差は感じ同時に国産車の先進機能もこのクラスの欧州車と比べるならば全然負けていない、むしろ勝っているとも感じました。

そして前回のブログでも言ったようにスバルの衝突安全性能は、世界各国の安全アセスメントで高い評価を受けています。


スバルのレヴォーグを試乗しました。衝撃でした、スバルのアイサイトがいい、とは聞いていたけど当時の私の感覚ではずば抜けていました。


車両の値段と先進電子制御装置の精度の高さで考えたらめっちゃくちゃコストパフォーマンスが良い車でした。


しかも多数の特許がありこの分野に関しては世界中のメーカーがそのスバルの技術に一目置いていることもわかりました。


第三者機関による電子制御装置評価でも各車両ごとに世界中の車を審査しているのですが、Iさんが乗っているクラスのベンツなどと同等クラスのトリプルA評価、しかも値段はIさんのベンツの1/4ほど!


(うぉ~アイサイト恐るべしじゃねぇか!)


これだ!
5年前、先を見越し、スバルのアイサイトヴァージョン3搭載のレヴォーグを精いっぱい背伸びして購入しました。

ちなみに後部席にはYAZAWAベアーも乗っております

山梨スバルのオプションです(嘘)

その甲斐あってか、しっかりと電子制御装置付きの車を色々と学ばせてもらい理解できたと思っております。

 

その後発売される電子制御装置などにも理解が深まり、お客様や保険会社にも修理する際の必要な作業を、どの機能をどのように使い安全運転を担保しているのか?的確に説明できるようになったと思っております。

今や貨物車や軽トラックにまで自動ブレーキのレーダーや前方確認のカメラが装着される時代となりました。


単に商売だけの事として本音を言わせてもらえば交通事故が減るってことは我々の業界から仕事が減る、という意味です。


しかし誰だって事故などしたくはありません、自分で直すことができる我々自動車修理業者だって事故など起こしたくありません。


それがユーザーさんの本音であり民意だと思います。


車造りは民意の願う方向に進化しています。それは素晴らしいことだと思います。


仕事が減ってしまう、なんて下を向いているわけにはいきません。
高価なお客様の大切な資産をである車を預からしてもらう業者として弊社は今後も前向きに先進自動車の修理に取り組んでいくつもりです。

今から6年前、Iさんが俺に言ってくれたこと

 

大切なのはこういった車がいざ壊れた時にしっかりと直せる知識と技術を俺たちは身につけなきゃダメ、その為には自分が乗って最新鋭の技術を本気で学ぶ必要がある。

 

冷静に考えると、この時のIさん、今の俺より5歳も若いんだよなぁ、、


やっぱりIさんってすげぇなぁ~(たまにおっかねぇけど(笑))


俺にそんないい事教えているつもりもなかったかもしれない、ただの雑談だったかもしれませんが、Iさんには本当に感謝です。

 

私には指導をしてくれたり時には苦言も言ってくれたり、また本気で面倒見てくれたり、相談も乗ってくれたり、兄貴分のような先輩方が数人いらっしゃいます。また慕ってくれながらいつも付き合ってくれる後輩もおります。
私にとっては誰もかけがえない業界仲間でありパートナーの皆さんです。

車は常に進化しどんどん直しずらくなり景気も低迷、先行き不安な業界において、さらに今年はコロナショック!


みんなで知恵を出し合い、生き残るのではなく勝ち残るための努力をしてまいります。
 

今日も一日に感謝

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