不便益?ふ~んなるほどね。

2020/04/24 社長のぼやき

みなさんは不便益って言葉知っていますか?
不便で良かったことを「不便益」と呼ぶそうです。
お客様から聞いた言葉で私は知りませんでした。
先日、TVでもその不便益を研究している京都大学の偉い先生が取りあげられていたとのこと。

ネット情報ですが少し調べてみました。

 

例えばの不便益

〇富士山の頂上に登るのは大変だろうと富士山の頂上までエレベーターを作ったらどうでしょう?よけいなお世話というより山登りの本来の意味がなくなります。
(高い山に登るという大変な不便な思いを味わうからこそ達成感という益が得られる、という意味なんでしょうね)

〇ヒットを打てるように練習するのは大変だろうとだれでも必ずヒットの打てるバットを作ったらどうでしょう?これも同じですね。
(辛い練習を繰り返しヒットが打てた時の達成感は立派な益ですね)

なるほど、なんとなく不便で得られる益の意味が解ってきました。
テクノロジーの変化と共に便利が追及され、もちろんそれによって生活は豊かになっているのですが失っているモノも多いような気がします。

 

私の場合、パソコンやスマホを多用するようになり字を忘れるようになりました。特に漢字などは読めても書けなくなってます。

(もともと頭が悪いのにこんな事になってしまい私の場合はすでに障害を受けているくらいのレベルです(笑)しかも字までヘタクソになりました。)

カーナビなどを当たり前に使うようになり道が覚えられなくなっている。


(私が免許を取得した30年くらい前はカーナビなど付いている車はほとんどなくしかもかなり高い高級品でした。ドライブや他県に出かける前は事前にゼンリンンの地図などを見てコースをチェックしてから出かけたものです。その頃出かけた場所などは今でも記憶があり道を覚えています。)

携帯電話を利用するようになり電話番号が覚えられない。


(携帯電話を持つ前は友人や親族の家の電話番号など頭の中に入っていましたが今は家族の携帯番号すら覚えておりません。)

 

自分的には上で書いた失っているモノは不便だからこそ得られていた益、不便益なんですね。

 

仕事でも同じことが言えます。
色々な便利な道具が増えてきてそれにたくさん助けられています

鈑金作業にも塗装作業にも車検整備だって見積もりを作るのもそうです。
テクノロジーやITの進化で便利になった反面それが無くては仕事ができないような状況になっているのも事実です。
仮に今このブログを書いているパソコンが無くなったとしたら?
考えるだけでも、ゾッとします。

見積もりはできない請求書も作れない、オークションも見れない、顧客データも見れない、自賠責保険の発行すらできなくなってしまいます。
事務仕事一つとってもこれだけの影響が出てきます。
車の進化と共に現場で使う設備も進化しています。
書き出せばキリがなりと思います。
まさに便利益ですよね。

ものすごくざっくりいうと、昔はよかったなぁ、なんて言われるところには必ず不便益があるような気もします。
 

便利益の反対が不便益と理解していますが、自分にとっていざという時の不便益は本当に有益なものになるはずだと考えさせられたお客様とのお話でした。


これを期に、楽しめそうな不便益を探してみたいと思います。

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今日も一日に感謝

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