UV対応LED照射器YouTubeにアップしました
同業者さんしか興味ないと思いますが今日は鈑金塗装屋さんの現場の話をさせてもらいます。
昨年12月にUV対応LED照射器 というブログを書かせてもらいました。
山梨県韮崎市にてLED照明などを取り扱う会社である株式会社エスコの田中社長とコラボして我々の業界で使用するUVパテ・サフェーサーLEDパテ対応LED照射器KTZ-830を開発、弊社現場で2.3ヶ月テストをこなし改良、6月より販売元は株式会社エスコで販売をはじめました。
おかげさまで県内のみならず県外の業者様や塗料販売店さんなどからも問い合わせがありじわじわと売れてきており、もちろん弊社にとっても今や必需品となっている設備の一つです。
といったブログでした。
その後もおかげさまで多方面より弊社や(株)エスコには同業者のみならず塗料販売店さんや商社さんより問い合わせなどをいただいております。
今、日本各地でいろいろな種類のUVパテや照射器などが販売されております。
多種多様な材料や設備が多数世に出ている中で実際何がいいのか?私にもわかりませんが自社にとってはとても良いものが作れたと思っております。
ただまだまだ発展途上の材料や設備であることも確かで、同業者さんの中でもそもそもUVパテや照射器って何?聞いたことはあるけど見たことも触ったこともない、って
方がいるのも事実です。そんな方はバックナンバーのこちらUV対応LED照射器をクリックして読んでみてください。
私の至らぬ説明ですが私のレベルではこんな説明になります。
そんな私でありますが各方面よりUVパテや照射器の説明や問い合わせなどを受けることが多いです。
少し話はそれますがそもそもなぜLED照射器の作製に踏みきったのか?
元々は弊社も一般的な水銀灯タイプの紫外線を発する照射器を使っておりました。
(しかもめっちゃ高い!〇〇万円とかします)
今でこそLED照射器が出てきておりますが今でもUVパテを硬化させる照射器は水銀灯タイプが多いと思います。
その水銀灯照射器ですがとにかく熱を持ち、反射してくる光も半端ないんです。照射される鉄板やパテもかなりの熱を持ちます。
当たり前ですが目をや顔を保護する眼鏡やマスクを必要とし
(これはLEDになっても推奨しますがかなり軽減されております)
夏場半袖ツナギで使用していた時
(これは長袖着ていない私が悪い、しかし暑くて着てらんなかった、笑)
私の肘や腕の一部がヒリヒリして日焼けサロンの常連のような肌色になってしまい皮までめくれてきました。
(日焼けした肌だけを見ればまるでサザンオールスターズやチューブより夏が似合う男のようでした)
目にも負担は大きく例えるなら溶接している火花を直視しているような感じで、いくら保護マスクや眼鏡をしていてもこれを毎日の作業で使うことに自身不安を感じました。
弊社にとってパテ処理作業というのは毎日やらなければならない作業です、スタッフ達にこのまま使わせ続けるのは健康上まずいと思い始めました。
また日焼けが流行ってしまいスタッフみんなが松崎しげるのように黒くなってしまったら不気味な会社になってしまうと思ったのであります。
しかしエポキシパテに比べ数段作業性の良いUVパテを使用することはあきらめたくありませんでした。
そんな話を友人でもありウチのお客様でもある(株)エスコの田中社長に相談をし、水銀灯照射器を見てもらいました。
田中社長曰く
「水銀灯やHID電気というものは本来高所から運動場や体育館や大工場、見通しの悪い道路などを照らすためのものでこんなものを手に持って近距離で使うこと自体、体の負担を考えたらありえない話だと思う、こんなのスタッフさん達に使わせちゃまずいよ!」
と言われました。
UV照射器を使う上で我々の業界の常識が他所から見たら非常識に見えたそうです。
業界にもたくさんのUVパテ経験の先人さん達がいらっしゃって情報交換をさせてもらいました。
そして私は田中社長にLEDにてこれと同じ作業できる照射器を造れないか?と相談を持ち掛けたところ、責任感の強い田中社長、張り切ってUV紫外線の勉強をしてくれました。
一緒になって情報を集め波長の特性やその波長なるものには可視光領域からA波B波C波という数値化された光が存在しそれが番号によってどのように作用し特性があるのか?
色々と勉強させてもらいました。
元々田中社長は俺なんかとは頭の出来が違いかなり優秀な人間です。
しかも松平健さんにそっくり
そんな田中社長はこんな人!無許可でUP!↓(笑)
そして念願のKTZ-830が完成したわけであります。
そうしたら思っていたより良いものが出来上がり欲しがってくれる同業者さんが現れ始めました。
(株)エスコにて田中社長は製造販売を始めてくれたのであります。
今回KTZ-830の試案から約一年さらに広い範囲を照射でき作業性と汎用性をレベルアップしたKTZ-1830の試作品が出来上がりテストが最終段階にきました。
既存のKTZ-830はそのまま残しラインナップが一機種増える形となりそうです。
またKTZ-830を以前購入いただいたお客様には超特別価格にてご案内させてもらうつもりでおります。
KTZ-830とKTZ-1830の使い方と題してYouTubeにアップさせてもらいました。
是非ご覧くださいませ。