BMW 318iT の飛び石傷修理
今回久しぶりに鈑金塗装について書きたいと思います。
弊社をいつも使っていただいている、ある会社の社長であるNさんのお車!
車両は新車で購入をしてきた当初、自動車ガラスコーティングLUXIAを弊社にて施工させてもらっているBMWの318iT
カラーは今BMWでは最も人気のあるアルピンホワイト3です。
その傷はというと
写真の左フロントドアのアウタハンドル(ドアノブ)の下側に飛び石傷が付いてしまいました。
普通に外を走っている車ではこのような飛び石傷の一つや二つはついている場合がほとんどだと思いますがこちらのBMW乗りのN社長
この傷が許せなかったのです!
仕事でも清潔感を商品にしている会社の社長さんであり、ましてや新車で購入してまだそんなに経っていないお車です。
とにかく綺麗に直して!と指示いただき、ありがたく弊社にて修理をさせていただきました。
その傷のアップがこちら
よくお客様に飛び石傷などそのまま上から塗料を ちょん と付ければ見えなくなってしまうんでしょ?なんて言われることが良くあります。
(目立ちずらくはなりますがしっかり見えます)
また少しくらいの凹みや傷などは塗装をすればその傷が埋まり平らにきれいに元通りになるんでしょ?なんて言われることもあります。
(塗装はそんなに厚くありません)
せっかくですのでこのブログにてはっきり言わせてもらいます。
(髪の毛一本の段差(厚み)でも塗装では埋まりません。)
また今回のような飛び石傷は塗装面を断面で見た場合は凹みと一緒です。
もちろんこのまま塗装しろ、と言われればできますよ。
しかしこの飛び石の後はそのまま残り色が付き艶が出るだけです。
ですのでその段差をサンドペーパー等で表面を削りながら平らに研いでいく作業をします。
当然素地の鉄板面が現れ塗装の段差の厚みをなめらかに範囲を広げながら平らにしていきます。
もっと大きく凹んでいたり鉄板の変形が見受けられる場合は鈑金作業やパテ作業が必要になりますが今回の場合はその後サフェーサーを塗布し硬化後そのサフェーサーをさらに平らに研いでいきます。
これを面出し作業といいます。
この一連の流れを今回初めてイラスト化してみました!
めっちゃヘタクソなイラストですがご覧ください
※ちなみにサフェーサーとは分類としてはパテの一種で自動車などの塗装において下地を平滑にさせるために用いられる塗料です。パテやサフェーサーに関しては過去のブログでも述べさせてもらいました。
気になる方は過去ブログ →こちらをお読みください
そして写真で見るとこんな感じです。
面だし作業を終えると元のキズの何倍も範囲は広がります。
そしてサフェーサーを塗布し研磨後いよいよ塗装です。
アウタハンドル(ドアノブ)、左ドアミラー、ベルトモール(水切りモール)は取外します。
このように表面上のパーツは全て取外し、鉄板裏側からマスキング(養生作業)して塗装します。
こうすることにより本来パーツが邪魔をして際など足付け作業しずらい個所もしっかりと準備ができ塗装後パーツを取付するとパネル面にマスキングによる塗膜段差が発生せず耐久性を考えても塗装品質維持の意味でも有効な作業方法だとされております。
今回このような小さな傷ですが修理させていただきホント感謝です。
こんな事を言っては申し訳ないですが、このようなちょっとした傷でわざわざ何万円も予算をかけ修理してくれるお客様は少なく、我々自動車鈑金塗装業者にとっては本当に貴重なありがたいお客様です。
今回修理させていただいたBMWオーナーのN社長、どうもありがとうございました。
今日も一日に感謝
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