格安LED照射器を見せてもらいました、そして思った事

2021/12/11 鈑金塗装

今回は、同業者さん向けのブログになります

私は、今さらですが、トータルカーサービスKaZuという自動車鈑金塗装を主事業とした自動車修理工場を営ませてもらっております

その傍ら、(株)KTZの事業としてUV対応LED照射器などを販売しております

コロナが少し大人しくなってから、関東を中心として各地から講習会などにもまた呼んでもらえるようになり

少しずつでありますが私たちの業界でのUVパテ、UVサフェーサーに対する関心を持ってくれる方が多くなり、UV対応LED照射器への注目が高まってきているのかな?


と感じることが多くなってきた気がします

ここ1ヶ月くらいの話ですが、県外のある同業者さんとインスタでつながりました

その方は社長さんではなく鈑金塗装工場のスタッフさんで、その会社では現在UVパテなどは使っておらず

私たち同業者さんのインスタ投稿などを見て、UVパテなどに興味を持ち使ってみたいと強く思ったようです

あいさつ程度のDMでのメッセージ交換は何度かあり、(株)KTZの照射器にも関心を持ってくれてました



(かなり突っ込んだ質問もされました、UVパテとエポキシパテなどの違いなど)

しかし、スタッフさんが個人で購入するには高価過ぎるため、インスタなどで見つけた海外の激安サイトで見つけたLED照射器を購入すると聞いておりました

 

(値段聞いたらめっちゃ安いらしい)

日頃、講習会などでお話させてもらっている私の投稿なども見て、専門的な事を尋ねてくるほど一生懸命な方です

会社で持っていないから自分で買ってしまえ、なんて今の時代中々のスタッフさんだと思います

その海外サイトのURLを教えてくれて、このようなところで売っている照射器はどうなんでしょうね?などと尋ねられましたが、私自身がそういうところでの購入歴はなく性能も品質ももちろんわからないため、肯定も否定もできませんでした

ただ、私も、実際どんなものなんだろう?と強い関心はありました

購入したら是非見せてください、とお願いをしていたところ

その方もどこのパテを選べばよいのかもわからず、講習会でお話する座学的なところをお伝えし実際に見せてらう事が出来ました


ここからはその方を通称Mさんと呼ばせてもらいます

そのMさんの購入した照射器はこれ

 

 

せっかく見せてもらいましたし、Mさんも学びたいとのことでしたので鋭いメスを入れさせてもらいました((笑))

395nmを発光する、縦約30cm幅約8cmくらいの小型照射器です

(株)KTZの小型LED照射器であるKTZ-CANDYと並べるとこんな感じ


重量はホント軽く、LED素子を冷やすためのファンも取り付けられています

ちなみに(株)KTZ製照射器は冷却効果抜群なフィン付きアルミボディで作られているためファンはついておりません

しかしこの照射器、私も知り合いの同業者さんでお世話になっている、愛知県のデントワーカーさんの照射器にそっくり

デントワーカーさんの小型照射器がこれ


外側はおそらく同じような商品を使っていると思われます

さっそくコンセントを繋ぎ試させてもらいました

マスカーを貼った上で照射しましたが、、、

ぶっちゃけ、なんじゃこりゃぁ~???って思いました

まず一言でいうと、照射範囲内の光の出し方がムラすぎです

LED素子の取り付け部をよく見てみると、素子が真っ直ぐはめられているところもあれば斜めっていたり

あっち向いたりこっち向いたりしています((笑))

おそらく、光度もバラツキまくりだと思います

印をつけてみました

 

それで実際にパテを硬化させようとすると

目視でもわかるほど、光の当たっている場所と、ほぼほぼ当たっていない場所がはっきりわかります

しかもそれが一定ではなく、一度目と、二度目、などでよく光る場所と、そうでない場所が変化します

また、一度目、二度目と回数を重ねると、後の方が光度が弱くなるのか、同じ範囲のパテの硬化時間が遅くなるという現象が起きました

照射される光というのは、その範囲内は均等にムラなく照射できなければ品質も問題が起きることは明らかです

そして、弊社にある、それぞれ硬化する波長の違うパテ3種類でテストしましたが、赤いパテと、青いパテは硬化不良が起きました

まぁ波長が395nmのみなのでわかってはいたことですが


これはKTZ-CANDYの照射光

ムラはないでしょ((笑))

そして、こんな形をしているおかげできっと比べられてしまうであろうデントワーカーさんの照射器について私なりに説明させてもらいます

そもそもこんなことを俺の口から言っていいものかわかりませんが、黙っていられないので言います!

外見は一緒のモノに見えるかもしれませんが、デントワーカーさんの照射器とは中身はまるっきり別物です!

私は、デントワーカーのH社長さんとは以前より知り合いで、情報交換などもさせてもらっている仲であります



 

非常に真面目で勉強熱心で頭もよく研究熱心な方です(私は尊敬していますがいい意味で変態です(笑))

 

照射器の性能や耐久性を左右するLED素子や安定器などは全てご自身の目で確認し、信頼できるモノを全てワンオフで組み立てております

 

そのおかげで上記の写真と比べてもらえればわかりますが、照射される光線もムラなくしっかりと照射範囲をカバーしております

(色が濃く見える部分と薄く見える部分がありますがこれは照射波長の違う素子を一緒に並べているからです)

ちなみにこの写真の照射器は365nmと405nmを同時に発光し、Mさんの購入した395nmだけで本当に限られたUVパテしか硬化できないところかなりの範囲の波長(UV~可視光)のパテに対応できる作りとなっております

(ちなみに、この2つの波長を発光するのは弊社のKTZ-CANDYと一緒です、ついでに言うとKTZ-1830は3波長)

Mさんになぜ色々な照射器が掲載されているサイトで今回の照射器を選んだのか尋ねたところ

インスタ投稿されている写真で見覚えのある形をしていたから一緒のモノだと思ったから、との返答でした

ちなみに(株)KTZ製の照射器もそのサイトで見つけようとしたらしいですが見つからなかったらしいです((笑))


見つかるわけないじゃん((笑))この形、この仕様でUV対応LED照射器を作っているのは今のところ世界で弊社だけ!


要するに、デントワーカーさんの照射器を使っている人の写真を見て、これなら良いのか?と思い買ったという事です

もう一度言います

 

デントワーカーさんが作っている照射器とはまるっきり品質も性能もパテに対する汎用性も別物です

しかし、UVパテ入門編として、UV照射器ってどんなもの?って学んでみたい人にとってはある意味良いのではないでしょうか?

Mさんにもお伝えしましたが、光線や範囲も安定せず、これだけの時間で硬化するといった安定性も無いかもしれませんが、この照射器はそういうものだ、と理解ししっかりと硬化確認しながらパテ範囲を照射するのであれば、パテ選びさえ間違わなければそれなりに使えるものであるとも感じました

これでいいよ、充分だよって人には何より安価だしとてもいいと思います

しかし、鈑金塗装業のプロ方が毎日の仕事で使うにはきっと不満が出てくるのではないでしょうか?

(株)KTZでの仕事をさせてもらうようになり、県内外関わらず、色々な方から今回のMさんのような質問などをされることが多くなってきました

しかしながら私も、自身が見たことも触ったこともない照射器の事はわかりません

そういった意味では、今回Mさんからのご相談は私にとっても貴重な情報でありとても勉強になりました

きっとデントワーカーさんはじめ、もちろん我々(株)KTZもそうですがプロに対して毎日使うものとして照射器を作製、販売している業者さんなら、どこのLED素子を使い、どんな安定器を使い、どんな品質に作り上げよう、と考え、材料などの仕入れ原価と戦いながら悩み葛藤しているはずです

Mさんはとりあえずこの照射器を使って頑張ってみて、いずれKTZ-1830かKTZ-CANDYを買ってくれると言ってくれました

Mさん本当にありがとうございました

また、デントワーカーのH社長、勝手に社名を出して見解を言わせてもらっちゃいましてすみませんでした

(後で電話しとこ(笑))

今日も1日に感謝

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